扁平母斑(へんぺいぼはん)とは、いわゆる茶色のアザです。
メラニンという色素が皮膚の浅い部分に増えることで出来ます。
手のひら、足の裏などを除いて、どこにでも発生する可能性があります。
ほくろのように肌が盛り上がることはないため、平らなアザという意味で扁平母斑と呼ばれています。
生まれつき存在しているものがほとんどで、一般的に6歳以降は新たに増加することはないですが、稀に思春期になって発生することもあります。
生まれつきのもの、思春期になって発生したものも悪性化することは通常ありません。
よくある質問
扁平母斑は治りますか?
思春期になって発生した遅発性のものは、レーザー治療が効果的です。
生まれつきの扁平母斑はレーザー治療を行っても効果が薄く、再発してしまうことも多くあります。
生まれつきアザがある場合は、早めに専門医に相談してみてください。
扁平母斑の治療法は?
Qスイッチルビーレーザーを用いた治療が一般的です。
症状の特性上、他のメラニン系のアザに比べると治療効果が劣ってしまいます。
治療効果には個人差があるため、すぐに再発してしまったり、薄くならない場合には、ドライアイスを用いた治療などに切り替える場合があります。
レーザー治療は痛いですか?
ゴムで弾かれたような痛みがありますが、麻酔や冷却で痛みを軽減しながら治療することが出来ます。
扁平母斑治療のリスクはありますか?
治療期間中にアザの部分がまだらになる副作用が起こることがあります。
治療の継続によって消滅する場合もありますが、残ってしまう可能性があります。