赤あざとは、皮膚の血管が拡張したり、増殖して出来るあざのことです。
赤あざの代表的なものとしては、単純性血管腫が挙げられます。
単純性血管腫は生まれつきある赤あざで、境界線がはっきりとしていることが特徴です。
自然消滅することは少なく、身体の成長とともに範囲も広くなることがあります。
また、大人になると平坦だったあざが、少し盛り上がり、紫っぽい色に変わることがあります。
あざの色からポートワイン母斑と呼ばれることもあります。
赤あざには、一般的に色素レーザー(Vビーム)を使用した治療を行います。
Vビームは血管中の赤血球に含まれるヘモグロビンに吸収されることで、血管を縮めたり、意図的に壊したりする効果があります。
年齢を問わず治療が可能ですが、皮膚の薄い赤ちゃんや子供のほうがレーザー効果が出やすいため、早めの治療を推奨しています。
大人になってからの施術も効果を期待できますが、紫色になっていたり、盛り上がりがあるとレーザーに反応しづらくなります。
よくある質問
赤あざは治りますか?
赤あざは自然に治癒することはありません。
一般的には、ヘモグロビンに作用するレーザーによって治療します。
赤あざの原因は?
異常な血管が塊状に増えていたり、血管の数が増えてしまった場合、皮膚の表面が赤くなってしまうことがあります。
これが赤あざの原因ですが、なぜ血管で異常が起こるのかはまだ明らかになっていない部分が多いです。
レーザー治療は痛いですか?
ゴムで弾かれたような痛みがありますが、麻酔や冷却で痛みを軽減しながら治療することが出来ます。