【ADM】後天性真皮メラノサイトーシス

2023.03.27

【ADM】後天性真皮メラノサイトーシス

後天性真皮メラノサイトーシス(Acquired Dermal Melanocytosis)は、比較的新しい概念のシミです。
頭文字を取ってADMとも呼ばれています。

明確な原因は不明ですが、通常メラニンが作られない皮膚の深い部分(真皮)に色素沈着と色素細胞が見られるため、元々は「アザ」の一種として扱われていました。
好発部位が似ているため、肝斑そばかすと間違われているケースも多いです。

ADMはアジア人女性に多く見られ、多くは20歳前後から出現します。

そばかすは幼少期、加齢によるシミ(老人性色素斑)や肝斑は20代の後半から出現するため、発生時期で見ると判別しやすくなります。

シミやそばかす、肝斑による色素は明るめの茶色に見えるのに対し、ADMはグレーやくすんだ褐色をしていることがほとんどです。

よくある質問


ADMの見分け方は?

・グレーや青みがかった褐色であること

・発症の年齢が比較的若い(そばかす・肝斑の年齢とは異なる)こと などが見分けるポイントですが、治療方針が異なるため、しっかり専門医に判別してもらうことが大切です。


ADMの原因は?

ハッキリとした原因は明らかになっていませんが、遺伝やホルモンバランスの変化、紫外線によるダメージなどの要素が関連していると考えられています。


ADMの治療法は?

シミやそばかすよりも深い真皮と呼ばれる層に色素があるため、通常のレーザーや内服薬ではあまり効果が期待できません。 Qスイッチレーザーやピコレーザーといった強力なレーザーを用いた治療が効果的です。


ADMは再発する?

治療完了後の再発可能性は低いと考えられていますが、ADMが発症していた部分にシミが発生することはありえます。

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