オリジオとは?効果、費用、痛み、ハイフ・ボルニューマ比較まで徹底解説

オリジオ(Oligio)は、高周波RF(ラジオ波)エネルギーを用いた、顔やボディのたるみ、しわ、肌質改善を目的とした最新の美容医療機器です。
メスを使わずに肌の深部に熱を加えることで、切らないリフトアップやエイジングケア効果が期待できます。

RFエネルギーは、皮膚の抵抗によって熱に変換される性質を持ちます。オリジオはこの原理を利用し、肌表面を冷却しながら、真皮層や皮下組織に選択的に熱エネルギーを届けます。
この熱刺激によって、肌内部ではコラーゲンの収縮と、新しいコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。
これにより、即時的な引き締め効果とともに、長期的な肌のハリや弾力の向上が期待できるのです。

オリジオは、特に顔全体のたるみやフェイスラインのもたつき、ほうれい線、口元のしわ、額や目元の小じわなどに効果を発揮するとされています。
また、肌のキメやトーンの改善、毛穴の引き締めといった肌質改善効果も同時に期待できるため、総合的な美肌治療としても注目されています。

施術は基本的に痛みに配慮された設計となっており、ダウンタイムも比較的少ないことから、手軽なたるみ・肌質改善治療として選ばれることが増えています。

オリジオで期待できる効果|しわ・たるみ・肌の引き締め・肌質改善

オリジオのRFエネルギー照射によって期待できる効果は多岐にわたります。主な効果は以下の通りです。

  • 顔全体のたるみ改善: RFによる真皮層のコラーゲン収縮と再構築により、顔全体のリフトアップ効果が期待できます。特に頬やフェイスラインのたるみが気になる方に適しています。
  • フェイスラインの引き締め: もたつきがちなフェイスラインを引き締め、シャープな印象へと導きます。二重あごの改善にも繋がる場合があります。
  • ほうれい線・マリオネットラインの軽減: 加齢とともに深くなるほうれい線や口角から顎にかけて伸びるマリオネットラインのたるみを改善し、目立ちにくくします。
  • 小じわ・ちりめんじわの改善: 真皮のコラーゲン生成が促進されることで、額や目元、口元などの細かいしわ(小じわ、ちりめんじわ)が目立たなくなります。
  • 肌のハリ・弾力向上: 新しいコラーゲンやエラスチンが増えることで、肌の内側からふっくらとしたハリ感と弾力が生まれます。
  • 毛穴の引き締め: 肌の引き締め効果により、開いた毛穴が目立ちにくくなります。
  • 肌のキメ・トーンアップ: 肌の新陳代謝(ターンオーバー)が促進されることで、キメが整い、ワントーン明るい肌印象になることがあります。

これらの効果は、RFエネルギーが真皮層の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことによって得られます。
施術直後から引き締め効果を感じる方もいますが、コラーゲンの再構築は数ヶ月かけてゆっくりと進むため、効果のピークは施術後2~3ヶ月頃に現れることが多いです。

オリジオは切開を伴わないため、自然な仕上がりを求める方や、手術に抵抗がある方にとって魅力的な選択肢となります。
ただし、効果の現れ方や持続期間には個人差があります。

オリジオの痛みは?痛みに配慮した設計と実際の感じ方

美容医療の施術において、痛みの有無は多くの方が気になる点です。
オリジオは、患者様が快適に施術を受けられるよう、痛みに配慮した設計がなされています。

オリジオのチップ(肌に直接触れる部分)には、強力な冷却機能が搭載されています。
RFエネルギーを照射する直前、照射中、照射直後の3段階で冷却を行うことで、肌表面を保護し、熱による痛みを軽減します。
また、チップには振動機能も備わっており、この振動が痛覚を紛らわせるマスキング効果をもたらし、痛みの感じ方を和らげます。

実際の痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方が「温かい」「熱を感じる」「チクチクする」といった程度で、我慢できないほどの強い痛みではないと報告されています。
特に骨に近い部分や脂肪が少ない部分は熱を感じやすい傾向がありますが、照射レベルを調整することで対応可能です。

クリニックによっては、痛みが心配な方のために麻酔クリームの使用を推奨している場合もあります。
施術前に医師やスタッフとしっかり相談し、ご自身の痛みの感じやすさや希望を伝えることが大切です。
痛みを最小限に抑えながら、最大限の効果を引き出すための照射レベルを調整してもらうことができます。

痛みが少ないことは、施術のハードルを下げ、継続しやすいというメリットにも繋がります。

オリジオの費用と推奨される施術回数・持続期間

オリジオの施術費用は、施術を受けるクリニックや、照射するショット数、施術範囲(顔全体、首、目元など)によって異なります。
おおよその相場としては、全顔の場合、1回あたり15万円~30万円程度を見込んでおくと良いでしょう。
部分的な施術やショット数を少なくする場合は、費用は抑えられます。

一般的に、オリジオは1回の施術でも引き締め効果や肌質の変化を実感しやすいと言われています。
しかし、長期的な効果やより高い効果を目指す場合は、継続的な施術が推奨されることもあります。
推奨される施術頻度は、個人の肌状態や目標によって異なりますが、多くの場合、半年に1回、または1年に1回程度のペースで施術を受けることが提案されます。
これにより、コラーゲン生成を継続的に促し、エイジングケア効果を維持することができます。

効果の持続期間も個人差がありますが、一般的には施術後3ヶ月~半年程度、肌のハリや引き締め効果を実感できることが多いです。
施術後すぐに現れるコラーゲン収縮による即時効果と、数ヶ月かけて現れるコラーゲン生成による長期的な効果があります。
継続して施術を受けることで、効果をより長く維持し、将来的なたるみの予防にも繋がると考えられています。

費用については、クリニックによってキャンペーン価格やモニター価格が設定されている場合もあります。
複数のクリニックでカウンセリングを受け、費用、ショット数、推奨される施術プランなどを比較検討することが重要です。

オリジオの種類|オリジオXとオリジオKISSの違いは?

オリジオには、異なる部位や悩みに対応するための複数のチップ(ハンドピース)が存在します。代表的なものに「オリジオX」と「オリジオKISS」があります。これらのチップは、主に適用部位や照射エネルギーの特性において違いがあります。

オリジオXの特徴と適用部位

オリジオXは、主に顔全体の広い範囲や首、ボディなどに使用されるチップです。
比較的大きめの照射面を持ち、広範囲に効率よくRFエネルギーを届けることができます。

  • 特徴:
    • 顔全体や首、ボディなどの広範囲のたるみ治療に適しています。
    • 均一なエネルギー伝達で、深部までしっかり熱を届けます。
    • 肌の厚みや状態に合わせて、エネルギーレベルやショット数を調整可能です。
  • 適用部位:
    • 顔全体(頬、フェイスライン、額など)
    • デコルテ
    • その他、ボディのたるみが気になる部位(お腹、二の腕など)

オリジオXは、顔全体の引き締めやフェイスラインのシャープニング、首のたるみ改善など、広範囲のエイジングケアを目的とした施術に用いられます。

オリジオKISSの特徴と適用部位

オリジオKISSは、オリジオXよりもチップサイズが小さく、目元や口元といったデリケートな部位や、細かい部分の施術に特化したチップです。
狭い範囲や凹凸のある部分にもフィットしやすく、より繊細なアプローチが可能です。

  • 特徴:
    • 目元や口元など、細かい・デリケートな部位の施術に最適です。
    • 小さめのチップサイズで、局所的な悩みにピンポイントでアプローチできます。
    • 目周りの皮膚の薄さにも配慮したエネルギー設定が可能です。
  • 適用部位:
    • 目元(目の下のたるみ、上まぶたのたるみ、目尻の小じわなど)
    • 口元(口周りの小じわ、マリオネットラインなど)

オリジオKISSは、加齢とともに現れやすくなる目元や口元の細かいしわやたるみに特化してアプローチしたい場合に有効です。
オリジオXと組み合わせて、顔全体と気になる部分を集中的にケアするといったカスタマイズも可能です。

どちらのチップを使用するかは、患者様の悩みや希望、肌状態を医師が診断した上で決定されます。

オリジオとハイフ(HIFU)の違い|たるみ治療器を比較

たるみ治療の分野では、オリジオ(RF)と並んでハイフ(HIFU:高密度焦点式超音波)が広く知られています。
どちらも切らないたるみ治療ですが、作用原理やターゲット層、期待できる効果などに違いがあります。
ご自身のたるみの種類や悩みに合わせて、適切な治療法を選ぶことが重要です。

比較項目 オリジオ(Oligio) ハイフ(HIFU)
作用原理 高周波RF(ラジオ波) 高密度焦点式超音波
熱の加え方 容積加熱(広範囲にゆっくりと熱を加える) 点状加熱(一点に集束させてピンポイントで熱を加える)
ターゲット層 主に真皮層~皮下脂肪上層 SMAS筋膜、皮下脂肪、真皮層
期待できる効果 肌の引き締め、ハリ・弾力向上、肌質改善、小じわ改善 リフトアップ、フェイスラインの引き締め
得意な悩み 肌のたるみ、ハリ不足、肌の質感、小じわ 輪郭のたるみ、引き上げたいという要望
痛み 比較的少ない(温かさ、チクチク感)冷却機能・振動あり 骨に響くような痛み、チクチク感
ダウンタイム ほとんどなし~軽度の赤み、むくみ ほとんどなし~軽度の赤み、むくみ、稀に内出血
施術頻度目安 半年~1年に1回 半年~1年に1回

作用原理の違い

  • オリジオ(RF): 高周波電流を流し、皮膚の電気抵抗によって発生する熱を利用します。
    広範囲に熱を発生させる「容積加熱」と呼ばれる方式で、真皮全体に熱エネルギーを届けます。
  • ハイフ(HIFU): 超音波を一点に集束させ、ピンポイントで高い熱エネルギー(熱凝固点)を発生させます。
    「点状加熱」と呼ばれる方式で、狙った層に正確に熱ダメージを与えます。

ターゲットとする深さの違い

  • オリジオ(RF): 主に皮膚の真皮層から皮下脂肪の浅い層に作用します。
    真皮層のコラーゲンやエラスチン、線維芽細胞にアプローチし、肌のハリや弾力に関わる部分をターゲットとします。
  • ハイフ(HIFU): より深い層、特に肌の土台となるSMAS筋膜や皮下脂肪層、そして真皮層にもアプローチできます。
    SMAS筋膜を引き締めることで、根本的なリフトアップ効果を狙います。

期待できる効果の違い

  • オリジオ(RF): 真皮全体のコラーゲン収縮と生成促進により、肌全体の引き締め、ハリ感、弾力向上、小じわ改善、肌質の改善に優れています。
    肌表面のなめらかさやキメの改善も期待できます。
  • ハイフ(HIFU): SMAS筋膜の引き上げ効果が強く、フェイスラインの引き上げや輪郭のシャープニングといったリフトアップ効果に優れています。
    深い層のたるみにアプローチしたい場合に適しています。

痛み・ダウンタイムの違い

  • オリジオ(RF): 一般的にハイフに比べて痛みが少ない傾向があります。
    冷却機能や振動機能により、熱感やチクチク感はありますが、麻酔なしでも耐えられる方が多いです。
    ダウンタイムもほとんどなく、施術後すぐにメイクが可能です。
  • ハイフ(HIFU): SMAS筋膜など深い層に作用するため、骨に響くような痛みを感じやすい場合があります。
    個人差や機器の種類、照射レベルによって異なりますが、オリジオより痛みを強く感じる方もいます。
    ダウンタイムは軽度ですが、稀に内出血が出ることがあります。

どちらの治療が良いかは、たるみの原因や種類(皮膚のたるみなのか、筋膜のゆるみなのか)、お悩みの部位、期待する効果、痛みの感じやすさなどによって異なります。
医師とよく相談し、ご自身の肌状態に最適な治療法を選択することが大切です。
オリジオとハイフを組み合わせて施術することで、より相乗効果が期待できる場合もあります。

オリジオとボルニューマの違い|RF(ラジオ波)治療器を比較

オリジオと同様に、ボルニューマ(Volnewmer)もモノポーラ式RFを用いたたるみ治療機器として注目されています。
同じRFを使用していますが、機器の特性やチップの設計に違いがあり、それによって期待できる効果や施術の感覚も異なります。

比較項目 オリジオ(Oligio) ボルニューマ(Volnewmer)
作用原理 モノポーラ式RF(高周波) モノポーラ式RF(高周波)
熱の加え方 容積加熱 容積加熱(独自の技術でより均一・深部への熱伝達を目指す)
ターゲット層 主に真皮層~皮下脂肪上層 主に真皮層~皮下脂肪層(より深い層へのアプローチも可能)
期待できる効果 肌の引き締め、ハリ・弾力向上、肌質改善、小じわ改善 肌の引き締め、ハリ・弾力向上、肌質改善、輪郭形成、脂肪減少
痛みの軽減 3段階冷却、振動機能 5段階振動システム、チップ表面温度管理、冷却機能
チップ 顔用(X)、目元・口元用(KISS) 顔用(Face)、目元用(I)、ボディ用(Body)など複数種類あり
カスタマイズ性 エネルギーレベル、ショット数調整 エネルギーレベル、ショット数、振動レベル調整など

機器の仕組みや特徴の違い

オリジオとボルニューマは、どちらもモノポーラ式RFを採用しており、肌に接触させたチップからRFエネルギーを流し、体内の水分抵抗によって発生する熱を利用する点は共通しています。
しかし、熱の伝え方や痛みの軽減システムに違いがあります。

  • ボルニューマ: ボルニューマは独自の技術により、より均一かつ深部まで効率的に熱エネルギーを届けることを目指しています。
    チップの設計やエネルギー制御システムに工夫が凝らされており、広範囲にわたって安定した熱影響を与えることが特徴です。
    また、痛みの軽減システムがオリジオよりも細かく設定できる(例:5段階の振動調整)など、快適性にも配慮されています。
  • オリジオ: オリジオは3段階冷却と振動機能で痛みを軽減し、真皮層へのアプローチを得意としています。
    特定の部位に特化したチップ(KISS)がある点も特徴です。

期待できる効果の違い

基本的な引き締めやハリ感向上、肌質改善といったRF治療に共通する効果はどちらにも期待できます。

  • ボルニューマ: より均一で深部への熱伝達に優れるとされるボルニューマは、顔全体のたるみ引き締めやハリ感に加え、フェイスラインの輪郭形成や、稀に皮下脂肪へのアプローチによる部分的な脂肪減少効果も期待されることがあります。
  • オリジオ: 特に真皮層へのアプローチによる肌質の改善、ハリ・弾力向上、小じわへの効果、そして目元・口元といったデリケートな部分への対応に強みを持っています。

どちらの機器が優れているというよりは、それぞれに得意な治療や特性があります。
たるみの種類、脂肪のつき具合、悩みの部位、痛みの感じやすさなどによって、適した機器が異なります。
クリニックによって導入している機器が異なるため、カウンセリングで医師に相談し、ご自身の肌状態や希望に合った機器を選ぶことが重要です。

オリジオが「効果ない」と感じる原因と対処法

オリジオの施術を受けたにも関わらず、「効果を実感できない」「あまり変化がない」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
これにはいくつかの原因が考えられます。

  1. 期待値とのずれ: オリジオはメスを使わない非侵襲的な治療であり、劇的な変化というよりは、自然な引き締めや肌質の改善を目指すものです。
    手術によるリフトアップのような大きな変化を期待しすぎると、効果がないと感じてしまうことがあります。
  2. 施術回数・間隔の不足: 1回の施術でも効果を実感できる方もいますが、たるみの程度が強い場合や、長期的な効果を目指す場合は、複数回の施術が必要なことがあります。
    また、推奨される施術間隔を守らないと、コラーゲン生成が十分に促されない場合があります。
  3. たるみの種類や程度とのミスマッチ: たるみの原因がSMAS筋膜の緩みなど、より深い層にある場合や、たるみが非常に進行している場合は、オリジオ単独では十分な効果が得られないことがあります。
    ハイフなど、より深い層にアプローチする治療が適している可能性があります。
  4. 機器の出力やショット数不足: 機器の出力設定が低すぎる場合や、十分なショット数を照射していない場合、肌内部に適切な熱エネルギーが届かず、効果が弱くなることがあります。
  5. 医師の技量や診断: 患者様の肌状態やたるみの種類を正確に診断し、最適なショット数や照射設定、照射部位を見極めるには、医師の経験や技術が必要です。
    診断や施術が適切でない場合、効果が出にくいことがあります。
  6. 偽物や旧型機器の可能性: 非常に稀ですが、正規の機器ではないものを使用しているクリニックでは、本来のオリジオの効果が得られない可能性があります。

「効果がない」と感じた場合の対処法としては、まず施術を受けたクリニックの医師に相談することが重要です。

  • 医師との再カウンセリング: 施術後の経過や感じている効果について正直に伝え、原因や今後の治療方針について相談しましょう。
  • 追加施術の検討: 必要に応じて、推奨される回数や間隔で追加施術を受けることを検討します。
  • 他の治療法との組み合わせや変更: オリジオだけでは難しいたるみの場合、ハイフやヒアルロン酸注入、スレッドリフトなど、他の治療法との組み合わせや変更を提案されることがあります。
  • 信頼できるクリニックの選択: 施術を受ける際は、オリジオの正規導入クリニックであるか、医師の経験や実績はどうかなどを確認し、信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。

オリジオは効果的な治療法ですが、万能ではありません。
ご自身の肌状態や期待する効果を医師としっかり共有し、適切な診断と施術を受けることが、効果を実感するための鍵となります。

オリジオ施術後の注意点と副作用

オリジオは比較的ダウンタイムが少ない施術ですが、施術後にいくつか注意すべき点や、起こりうる副作用があります。

施術後の注意点:

  • 保湿: 施術後の肌は一時的に乾燥しやすくなることがあります。
    保湿力の高いスキンケア製品を使用して、しっかりと保湿を行うことが重要です。
  • 紫外線対策: 施術後の肌は紫外線の影響を受けやすくなっています。
    日焼け止めを塗る、帽子をかぶるなど、徹底した紫外線対策を行いましょう。
  • メイク: 施術直後からメイクが可能ですが、肌に強い刺激を与えないように優しく行いましょう。
  • 入浴・運動・飲酒: 施術当日は、シャワーは可能ですが、長時間湯船に浸かる入浴や、激しい運動、多量の飲酒は控えめにしましょう。
    血行が促進されすぎて、赤みやむくみが強くなる可能性があります。
    翌日からは通常通りで問題ないことが多いですが、クリニックの指示に従ってください。
  • 肌への刺激: 施術部位を強く擦ったり、マッサージしたりする行為は避けましょう。
    スクラブ入りの洗顔料やピーリング剤なども、一定期間は使用を控えた方が良い場合があります。

起こりうる副作用:

  • 赤み: 施術直後から数時間程度、肌に赤みが出ることがありますが、通常はすぐに落ち着きます。
  • むくみ: 施術部位に軽度のむくみが出ることがありますが、数日から1週間程度で自然に引いていきます。
  • ほてり感: 肌に熱感を感じることがありますが、冷却することで軽減されます。
  • 圧痛: 施術部位に触れると一時的に圧痛を感じることがありますが、通常数日で改善します。
  • 内出血: 非常に稀ですが、特に骨に近い部分などで内出血が起こる可能性があります。
    これも数日から1週間程度で吸収されます。
  • 水ぶくれ・やけど: 機器の出力設定が不適切であったり、施術者の技量によっては、稀に水ぶくれややけどといった重篤な副作用を起こすリスクもゼロではありません。
    信頼できるクリニックを選び、経験豊富な医師による施術を受けることが重要です。

これらの副作用はほとんどが一時的なものですが、もし症状が長引いたり、異常を感じたりした場合は、必ず施術を受けたクリニックに連絡し、医師の診察を受けてください。

オリジオの施術費用を抑えるには?安いクリニックの探し方

オリジオの施術費用は決して安価ではないため、できるだけ費用を抑えたいと考える方も多いでしょう。
費用を抑えるための方法や、安いクリニックを探す際のポイントをいくつかご紹介します。
ただし、安さだけでクリニックを選ぶことのリスクも理解しておくことが重要です。

費用を抑える方法:

  • キャンペーンやモニター制度の利用: クリニックによっては、新しい機器の導入記念キャンペーンや、症例写真提供などの条件付きで割引を受けられるモニター制度を設けている場合があります。
    クリニックのウェブサイトやSNSなどをチェックしてみましょう。
  • 初回限定価格: 初めてそのクリニックで施術を受ける方向けに、割引価格を設定している場合があります。
  • セットプランや回数券: 複数回の施術を前提としたセットプランや回数券は、単発で受けるよりも1回あたりの費用が割安になることが多いです。
    定期的なメンテナンスを考えている場合は検討する価値があります。
  • 部分的な施術の検討: 全顔ではなく、ほうれい線やフェイスラインなど、特に気になる部分のみに絞って施術を受けることで、費用を抑えることができます。
  • ジェネリック機器の検討(該当する場合): オリジオは先発機器ですが、将来的に同等の効果を持つジェネリック機器が登場する可能性もゼロではありません。
    ジェネリック医薬品のように、安価に提供されることが期待できます。(ただし、現時点でのオリジオのジェネリック情報は確認が必要です。)

安いクリニックを探す際の注意点:

  • 費用の内訳を比較: 表示されている料金が、施術費のみなのか、カウンセリング料や麻酔クリーム代、アフターケア代などが含まれているのかをしっかり確認しましょう。
    トータルの費用で比較することが重要です。
  • ショット数を確認: 同じ「全顔」の施術でも、クリニックによって照射するショット数が異なります。
    ショット数が少ないと費用は安くなりますが、十分な効果が得られない可能性があります。
    ショット数と料金のバランスを見て比較しましょう。
  • 医師の経験や実績を確認: あまりにも安価なクリニックの場合、経験の浅い医師が施術を担当したり、十分な機器メンテナンスが行われていなかったりする可能性も考えられます。
    価格だけでなく、医師の経歴やクリニックの実績、口コミなども参考にしましょう。
  • カウンセリングの丁寧さ: 契約を急かしたり、質問に明確に答えなかったりするクリニックは避けた方が無難です。
    納得いくまで丁寧にカウンセリングを行ってくれるクリニックを選びましょう。

費用は重要な判断基準の一つですが、最も大切なのは、ご自身の肌状態に合った適切な診断と、安全で効果的な施術を受けることです。
価格だけでなく、クリニックの信頼性、医師の経験、カウンセリングの質などを総合的に判断して選ぶようにしてください。

まとめ|オリジオ治療を検討する際のポイント

オリジオは、RF(ラジオ波)を用いて肌のたるみやしわ、肌質を改善する非侵襲的な美容医療機器です。
メスを使わずに自然な引き締め効果や肌のハリ・弾力向上、肌質の改善が期待できるため、切らないエイジングケアとして人気があります。

オリジオ治療を検討する際には、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

  • オリジオで期待できる効果を理解する: 顔全体のたるみ、フェイスラインの引き締め、ほうれい線・小じわの軽減、肌のハリ・弾力向上、肌質改善などが期待できます。
    劇的な変化よりも、自然なリフトアップや肌全体の若返りを目指す治療であることを理解しておきましょう。
  • 痛みに配慮された設計を理解する: 冷却機能や振動機能により、痛みを最小限に抑える工夫がされています。
    痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方が我慢できる程度です。
  • 費用と施術回数、持続期間の目安を知る: 全顔で1回あたり15万円~30万円程度が目安ですが、クリニックによって異なります。
    一般的に1回でも効果を実感できますが、定期的な施術で効果を維持・向上させることができます。
    効果の持続期間は数ヶ月~半年程度です。
  • オリジオXとオリジオKISSの違いを知る: オリジオXは顔全体やボディなど広範囲に、オリジオKISSは目元や口元などデリケートな部分に特化したチップです。
    ご自身の悩みに合わせて適切なチップを選択できるか確認しましょう。
  • 他の治療法(ハイフ、ボルニューマなど)との違いを比較検討する: たるみの原因や種類、期待する効果によって、オリジオが最適か、あるいはハイフやボルニューマ、他の治療法が適しているかが異なります。
    それぞれの作用原理や得意な治療を理解し、ご自身の悩みに最も合った治療法を選択しましょう。
  • 「効果ない」と感じる可能性とその原因を知る: 期待値とのずれ、施術回数不足、たるみの種類とのミスマッチ、機器の出力不足などが原因として考えられます。
    効果が出ない場合は、必ず医師に相談しましょう。
  • 施術後の注意点と副作用を理解する: 施術後の保湿・紫外線対策は必須です。
    赤みやむくみといった一時的な副作用はありますが、通常は軽度です。
    稀に起こりうる重篤な副作用のリスクもゼロではないため、クリニック選びが重要です。
  • 信頼できるクリニックを選ぶ: オリジオの正規導入クリニックであるか、医師の経験や実績、カウンセリングの質などを重視して選びましょう。
    安さだけで決めず、納得いくまで相談できるクリニックを見つけることが、安全で満足のいく結果を得るための最も重要なポイントです。

免責事項:
この記事で提供する情報は、一般的な知識を提供するものであり、個々の症例に対する医学的アドバイスではありません。
オリジオ治療を含む美容医療は自由診療であり、効果やリスクには個人差があります。
治療を検討される際は、必ず専門の医師にご相談の上、診断と説明を受けてください。
この記事の情報に基づいて発生したいかなる損害についても、筆者および公開者は一切の責任を負いません。