こんにちは。天神皮ふ科に勤めている看護師です。
今回は、多くの男性が気にされている「AGA(男性型脱毛症)」についてお話ししたいと思います。特に、「男性ホルモン」との関係にフォーカスして、分かりやすくご説明します。
■ AGAの主な原因は「男性ホルモンの影響」
AGAは「Androgenetic Alopecia」の略で、日本語では「男性型脱毛症」と呼ばれています。
その大きな原因の一つが、男性ホルモン(アンドロゲン)の影響です。
具体的には、テストステロンというホルモンが「5αリダクターゼ」という酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)という強力な男性ホルモンに変化し、これが毛根に悪影響を与えることで、髪の毛が細く・短くなり、最終的には抜け毛が進行します。
つまり、男性ホルモンが強く影響しているからこそ、医療的なアプローチが効果的なのです。
■ 「遺伝だけじゃない」AGAは対策が可能です
AGAは「親族に薄毛が多いから仕方ない」と思われがちですが、正しい知識と早めの対策で進行を抑えることができます。
美容皮膚科では、以下のような治療法を提供しています。
- 内服薬(フィナステリド、デュタステリドなど):DHTの生成を抑えることで、抜け毛を防ぎます。
- 外用薬(ミノキシジルなど):毛根に直接働きかけ、発毛を促します。
- 注入療法(肝細胞注射など):毛髪再生成分を頭皮に直接届ける施術です。
患者さまの状態やご希望に合わせて、治療方法はカスタマイズ可能です。
■ 当院でご購入いただけるAGA治療薬
当院では、患者様一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせて、さまざまな治療薬を取り扱っています。以下はその一部です。
ドットヘアータブレット
DHTの生成を抑える有効成分を含んだ内服薬です。継続的な服用により、AGAの進行を抑制します。
ドットヘアーリキッド
発毛を促進する有効成分(ミノキシジル)を配合。頭皮に直接塗布するタイプで、特に生え際や頭頂部が気になる方におすすめです。
ザガーロ(デュタステリド)
5αリダクターゼの1型・2型の両方を抑制するため、強力なDHTブロック効果が期待されます。広範囲な脱毛や進行が早い方に適しています。
デュタステリド(後発医薬品)
ザガーロと同じ有効成分を含んだジェネリック医薬品。コストを抑えつつ効果的な治療が可能です。
フィナステリド/プロペシア
5αリダクターゼの2型を選択的に阻害する内服薬で、AGAの進行を穏やかにします。初期段階や副作用が心配な方におすすめ。
■ 医師と相談しながら、最適な治療をおすすめします
AGAの進行度や体質、副作用のリスクは人それぞれです。当院では医師の診察を通して、最適な治療薬の選択を行っています。無理なく続けられる形で、長期的に髪の健康をサポートしていくことが大切です。
おわりに
AGAは、放っておくと徐々に進行してしまいますが、医療の力で進行を止めたり、改善することが可能です。
「薄毛が気になるけど、どう始めたらいいかわからない…」という方も、ぜひ一度ご相談ください。看護師として、患者様の不安や疑問に丁寧に寄り添いながら、治療のサポートをさせていただきます。
診察後に受付にて商品のご購入ができます。お気軽にお問い合わせください。
天神皮ふ科